私はいわゆる第二新卒です。新卒採用ではIT企業の門を叩いたのですが、どうしても環境が合わず再出発を決意。自分が本当にやりたい仕事はなんだろう? と、考えに考え抜いて出した答えが「経理」でした。個人的に簿記やファイナンシャルプランナーの勉強をしていたこともあり、チャレンジしたいと思ったんです。
転職活動では、業界を絞らず、“未経験歓迎”の成長企業に積極的に応募していました。それでも私の場合、社会人経験も浅いため、かなりの狭き門……。だからこそ、オーヴァルに出会った時は驚きました。面接は専務が担当してくれたのですが、前職について包み隠さず伝えると、「それは相性が合わなかっただけだと思いますよ。あなたに問題があるわけじゃない」と、まっすぐ目を見て言ってくれました。そしてむしろ、独学で経理の勉強をしてきた姿勢を評価してくれたのです。
19期連続成長を遂げている企業の幹部が、私と真摯に向き合い、認めてくれた。それだけでも、「この会社で頑張りたい」という気持ちに火がつくには十分でした。加えて、会社の雰囲気も大きかったです。入社前は「鉄鋼業……昔ながらの業界かな?」という先入観があったのですが、オーヴァルのオフィスはすごくきれいで、足を踏み入れた瞬間にイメージが180度変わりましたね(笑)。
経理としての第一歩は、ベテランの先輩のもとで簡単な業務を引き継ぐことから。会計ソフトの使い方や伝票発行に始まり、納品書や資料の作成、経費精算、仕訳データの打ち込み、銀行への入金処理、月次決算業務など、半年ほどをかけて仕事の幅を一つひとつ広げていきました。
これまで勉強してきた知識は役立ったものの、実務は初挑戦の連続。最初は「粗利」という言葉すら初耳で、アタフタしながら先輩に質問していましたね(苦笑)。言葉の意味を聞いてすぐに、「簿記の参考書に載っていた“売上総利益”のことか」と気づきましたが、毎日のように何かしら試行錯誤していました。
最近では基本的な業務にも慣れ、新しいミッションにも挑戦しています。例えば、入金処理のデジタル化もそのひとつ。鉄鋼業界はまだまだ手書き文化が中心で、当社も入金があると一度手書きで必要書類を作成した後、仕訳ソフトに入力していました。
しかし、この流れでは2度手間が付き物ですし、データの整理・分析もしにくい。そこで専務に業務フローの改善を相談し、Excelで専用フォーマットを作成。業務効率化とともに入金の抜け漏れなどもすぐに把握できるようにしました。こうした取り組みは社長からも評価していただき、「予算が必要なことでも構わず提案してほしい」とおっしゃっていただきました。
当社はもともと風通しのいい社風ですが、その中でも経理は社長直下のポジション。今後の事業成長や組織拡大を見据えて、経営陣と直に相談しながらシステム化や自動化などの改善施策を推し進めていけるのは大きなやりがいですね。
入社1年目、23歳。今もまだ成長の途中ですが、そんな私でも責任ある仕事に携われる社風は当社の魅力のひとつです。例えば、月次の決算会議には入社1カ月目から参加。この会議には社長や専務が参加し、話し合われるのは経営に直結する内容ばかりです。
はじめは先輩の補助程度でしたが、最近では私も資金繰りに関する資料作成を担ったり、経営データに関する意見を求められることも増えてきました。このように、数字の面から会社の経営や将来の発展に携われるのは経理の醍醐味であり、難しさでもあります。責任は重大ですが、だからこそ毎日の仕事が面白いですし、当社の経理になれて良かったと心から思いますね。
しかも、全社的に売上は伸び続けており、最近では上場に向けた本格的な議論も進むなど、その勢いは増すばかり。今後は私も経理の実務スキルはもちろん、経営の専門知識も身に付け、社長や専務をサポートできる存在に成長したいと、ゆくゆくは経営の相談役を目指していきたいと思っています。
オーヴァルに現状維持はありません。社員一人ひとりの熱量が高く、活気にあふれています。そんな仲間に囲まれながら一緒に成長していきたい方や、大きな裁量権の中でバイタリティを発揮したい方には、理想的な職場になると思います。一緒にステップアップできる方との出会いが、今から楽しみです!